肉製品や肉エキスが入っているカップラーメンをアメリカへ送ることができません。肉製品とは、チャーシューや肉団子など肉の小片のことで、肉エキスとはスープのことですね。

カップラーメンに限らず、アメリカに肉製品を送るには、牛・豚・鶏などの病気が発生していない国からの、アメリカ政府が認定した施設で製造した製品で、輸出する国の公的機関が発行する衛生証明書が必要になります。個人消費用のための肉製品であっても例外なく衛生証明書は必要のようです。

JETOROの資料を読みますと、現在、日本からアメリカへの豚肉と鶏肉は輸出できないとあり、牛肉については骨がついていない肉の部分ならば輸出ができるようですが、国際郵便では、そもそも牛肉製品のアメリカへの海外発送ができません。

アメリカでは卵製品も規制されていますが、カップラーメンの「かやく」の中の卵製品や「卵めん」といわれる麺は、「Egg Containing Products」の製品なので、アメリカ食品医薬品局(FDA)の輸入条件を満たしていれば、アメリカへ海外発送できます。

FDAの輸入条件については「アメリカへの食品の海外発送について」も参考にしてください。アメリカの卵製品については、「お菓子をアメリカへ海外発送できますか？その２」」で書いています。

ということで、「カップラーメンをアメリカへ海外発送できますか？」のボクの回答は、

「カップラーメンの「かやく」の原材料に、チャーシューや肉団子などの肉の固形物が入っていたり、スープに牛・豚・鶏などの肉のエキスが入っているものはアメリカへ海外発送できません。「マルちゃん　緑のたぬき」や「日清　どん兵衛　きつねうどん」などのような和風カップ麺ならば海外発送ができます」です。

（2015年11月24日　記）

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