ホーム > 1本から海外発送します > EU > 【国際郵便】【イギリス】 カップラーメンをイギリスへ海外発送できますか?

1本から海外発送します

【国際郵便】【イギリス】 カップラーメンをイギリスへ海外発送できますか?

2016/03/25 | カテゴリ:EU

イギリス(英国)はEUに加盟していますので海外発送の条件は基本的にはEUの発送条件と同じですが、通貨はユーロではなくてポンドを使用しています。まずは、EUの海外発送のおさらいです。EUでは、EU域外から商品を輸入する場合、商品+国際送料が150ユーロ以内であれば関税が免税されます。個人から個人への贈り物(gift)であれば、45ユーロ以内であれば、VAT(付加価値税)も免税されます。EU域外からの通信販売で個人輸入するのであれば、22ユーロ以内でVATが免税になります。(VATとは、日本でいうところの消費税のことです)
関連記事で、「【国際郵便】【イギリス】 お菓子をイギリスへ海外発送できますか?」や「【国際郵便】【海外発送】 ヨーロッパ(EU) 日本から通信販売(ネットショップ)を利用する時の注意点」の記事も参考にしてください。

イギリス(英国)のポンドの場合ですが、商品+国際送料が135ポンド以内であれば関税が免税になります。個人から個人への贈り物は、36ポンド以内であればVAT(付加価値税)も免税されますが、通信販売を利用した個人輸入のVATの免税は15ポンドまでです。

VATの税率はEU加盟国でそれぞれ違いますが、イギリスのVATの標準税率は20%です。食品のVATは基本的には0%ですが、チョコレートやポテトチップスはぜいたく品ということで20%になっています。

商品+国際送料が135ポンドを超えてしまうと
〔商品価格+国際送料+(保険料)〕×関税率=関税額

{〔商品価格+国際送料+(保険料)〕+関税額}×VAT(20%)

の計算式になりますから、例えば、商品+国際送料の合計が150ポンドで、関税率が10%ですと、150ポンド×10%=15ポンド(関税額)となり、15ポンドの関税と48ポンドのVATが課税されます。関税が免税となる上限の135ポンドの場合では、135×20%=162となり、27ポンドのVATが課税されます。

また、VATが課税されると通関手数料も別途支払う必要がありますから、イギリスに住む家族や友人に贈り物として荷物を送る場合、商品+国際送料が36ポンドを超えてしまうと、受け取る側で、税金や通関手数料の負担が発生してしまうので注意しましょう。

では、本題のイギリスへ海外発送ができるかどうかのボクの回答ですが、国際郵便の禁制品情報によれば、「肉・肉製品」が禁制品に該当しますから、カップラーメンの「かやく」の中にチャーシューや肉そぼろが入っているものは海外発送できません。エキスや粉末スープに肉の原料を使用している分には海外発送は可能です。

(2016年3月25日 記)

【免責事項】  このブログで提供する情報の真偽、正確性、有用性、信頼性、適法性、継続性などについて、一切誤りがないことを保証するものではありません。利用するにあたっては、読者の責任と判断で行ってください。万一読者が不利益を被る事態が生じたとしても、当サイトは責任を負いかねます。

このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を書いた人

店長
店長

海外にお住まいの皆さん、おこんにちわ。そうでない皆さんもおこんにちわ。こちらは伊坂商店の店長でございます。最近はポッキーより重いものを持ったことがないのでかなり体力がありません。動きたいのに動けません。好きな食べ物はおでんです。冬は毎日がおでんパーティーなので、だ、だ、だ大興奮です。